マーケティングコミュニケーション活動には莫大な費用がかかり、当然のことながらマーケティング予算は限られております。その為、ターゲットコミュニケーション効率を改善することが、限られた予算を有効に使う一つの手段となります。今回は、その中でも媒体費用の大きいTVスポットキャンペーンに特化した“効率改善プロセス”をご紹介いたします。
ターゲットコミュニケーション効率を改善する為には、下記3点でパフォーマンス改善が必要です。
- 世帯達成率の向上
- 高いターゲット含有率の確保
- 適切なGRP単価で購入
具体的なプロセスとして、各項目で結果確認・原因分析を行い対応策の検討をする必要があります。
- 1. 世帯達成率
- (ア) 結果確認(オンエアチェック・時間帯別オンエアCM本数確認・実績世帯達成率検証など)
- (イ) 原因分析(使用号数、スポット挿入位置、季節性などの達成率低下の要因を特定)
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2. ターゲット含有率
- (ア) 結果確認(実績含有率の検証・競合比較など)
- (イ) 原因分析(局配分や使用タイムゾーンの検証など)
- 3. GRP単価
- (ア) 結果確認(エスピーアイが提供するマーケット平均コスト(SPIINDEX)との比較)
- (イ) 適正コストの検討
ターゲットコミュニケーション効率改善の為には、上記3つの項目を向上させることが有効です。エスピーアイでは、創設以来10年間にわたり日系・外資系40社以上にTVスポット購入監査を行い、それに基づく具体的な改善提案を行ってまいりました。その結果、ターゲットや年間出稿量などにもよりますが、平均すると1ブランドにつき10パーセントのターゲットコミュニケーション効率改善を実現しております。今後、更に研究開発を進め、効果的・客観的且つ実行可能な戦略提案をお届けしたいと考えております。
文責:エスピーアイ