SPI ニュースレター
SPI Index
2010年上半期 SPI Index予測2010.01.12
1. SPI Indexと関連のある指標について
SPIでの分析によると、SPI Index(主要3地区合計値)と東証株価指数(以下 TOPIX)とは、TOPIXが9ヶ月先行する形で強い相関がみられた(図1参照)*1 。これは、TOPIXに代表される企業の景況が将来の広告予算に影響を与え、その需給のバランスがSPI Indexに反映されていると考えることができる。
*1 SPI Indexは季節性やノイズを除去した傾向値を、TOPIXは昨年同月比をそれぞれ用いている
SPI Indexについては、この指標の他にも内閣府から発表されている景気動向指数(コンポジット・インデックス、ディフュージョン・インデックス)などとも相関が見られたが、ここでは最も相関関係が強かったTOPIXを指標として用いている。
2. 2010年上半期のSPI Indexの見通し
ここでは、上述したTOPIXの動きなどをもとに、2010年上半期のSPI Indexの動向を予測する。
図2によると、9ヶ月先行したTOPIXは、09年7月(08年10月実績)を底として回復傾向にある。これを踏まえると、SPI Indexについても同様の動きをする可能性があるが、一方でSPI Indexは2005年から長期低落傾向を見せており、7月以降も未だ底を打っていない。これらの状況から、TOPIXの動きに連動してSPI Indexが一気に上昇に転じるとは考えにくい。また、円高や国内におけるデフレーションの進行など企業活動に対して不安定な要素がある点や、テレビ視聴率の下落傾向など、企業がテレビ広告に対して積極的に投資できない状況が続いていることも不安材料として挙げられる。他方、2010年以降広告市場は緩やかに回復に向かうと発表されており、これはSPI Indexの上昇を後押しする材料となりうる。
以上より、2010年上半期のSPI Indexは、下落傾向に歯止めがかかり、かつ上昇の兆しが見られる可能性があると予測する。
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