SPI NEWS

2016年11月号:テレビCM購買価格、地上波キー5局、
2016年9月迄結果と2017年8月迄の価格推移予測

いつも「エスピーアイニュース」をお読み頂きまして誠にありがとうございます。

企業のマーケティング・広告宣伝活動における費用/価格/投資対効果についての、測定/ベンチマーキング/透明化/最適化、を使命とする株式会社エスピーアイは、独自に保有する「SPIINDEX(テレビスポットCM市場平均価格ベンチマーク)」を基に、“テレビスポットCM購買価格、地上波キー5局”について下記の分析を行いました。

(1)テレビスポットCM市場平均価格、最新市場概況(2016年9月迄確定値と前半見込み)
(2)テレビスポットCM市場平均価格、今後の予測、2016年終盤から2017年8月迄

*SPIINDEXとは
 …テレビスポットCM市場平均価格ベンチマーク(テレビ地上波キー5局)
 …「全スポットCM、売上とGRP」、
  「SPI’s cost-datapool(1995年以降100社以上)」から算出

分析結果は下記の通りです。
*なお公表している本分析は、地上波キー5局系列テレビスポット地区/局全体の合算数値、および季節性を除去した傾向値、となります。
内訳としては、32テレビ地区/約110局テレビ局別、各広告主・ブランド別、時期・月別、等により異なる傾向を示しています事を御注意下さい。

(1)テレビスポットCM市場平均価格、最新市場概況(2016年9月迄確定値)

…2016年9月迄は対前年で2%程上昇(図1)、1~5月はインフレーション率が高かったが、その後は低くなっている(図2)

■図1:SPIINDEX=テレビスポットCM市場平均価格ベンチマークの推移

201611_1.png
■図2:SPIINDEX=テレビスポットCM市場平均価格ベンチマークの推移

201611_2.png

(2)テレビスポットCM市場平均価格、今後の予測、2016年終盤から2017年8月迄

…2016年中盤以降はインフレーション鈍化となっているが、今後についてもインフレーションになる可能性は低く、2017年8月頃迄デフレーション傾向へ転じ、2015年終盤から始まったインフレーションを相殺することになると見込まれる(図4)。

●中期SPIINDEX傾向値予測分析、概念&手法

  • 弊社保有「SPIINDEX」と「TOPIX(東証株価指数)」の関連性から独自統計分析手法を用いて予測
  • エスピーアイでは、SPIINDEXと東証株価指数(以下 TOPIX)とは、TOPIX9ヶ月先行値において、強い相関があると分析している(図参照)。これは、TOPIXに代表される企業の景況が将来の広告予算に影響を与え、その需給のバランスがSPIINDEXに反映されていると考えることができる(図3)。
  • この「SPIINDEXとTOPIXとの相関性」をベースとし、中期予測分析を実施している(図4)。
*SPIINDEXは季節性を除去した傾向値を、TOPIXはノイズを統計モデルにより除去した前年同月比の傾向値を、それぞれ用いている。

◆図3:SPIINDEXとTOPIXとの関係(2007年1月~2016年9月)

201611_3.png
◆図4:中期SPIINDEX傾向値予測分析結果、2016年11月時点

201611_4.png

詳細に御興味のある方はお問い合わせ下さい。

文責:大山紀子(広報担当/アシスタント)&小久江士郎(シニアコンサルタント)

より詳細な情報をお求めの方は、spiindex@spi-consultants.netまでご連絡下さい。

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